欅みち

どら焼きのような見た目ですが、どら焼きとは違う質感

代表銘菓「埋れ木」が有名な滋賀県の「いと重菓舗」さんの作る「欅みち」を買って来ました。

欅（けやき）の木は昔から人間との関わり合いが深い木ですが、防風林として植えられることも多かったようで、日本各所で一列に並んだ欅並木を見かけることも多いと思います。この「欅みち」も彦根市にあるであろうそんな風景を表したお菓子なのかもしれません。

鮮やかな薄緑色。どら焼きのような見た目ではありますが、この生地の質感どら焼き皮と言っていいのか、ちょっと悩むくらいしっとりときめの細かいケーキのような質感のスポンジ生地です。

調べてみると、どうやらこのお菓子は「浮島（うきしま）」というらしく、伝統的な和菓子の一種だそうです。しっとりとしたカステラのような生地が特徴で、多くの場合は四角い形状に仕上げられるのですが、こういったどら焼きのように中に餡を挟んだものもあるとのこと。

ひとつひとつ手作りで作られており、丁寧さが伝わってきます。小豆餡も上品な甘さのしっとりとした美味しさでした。