石巻銘産 かきあめ
本物の牡蠣のエキスが入ってる飴です!
宮城県石巻市で100年近く昔から愛されている飴『かきあめ』は2011年の東日本大震災で、その製造が途絶えた飴でしたが、2018年に市内でコーヒー販売業を営む石川光晴さんの手により再現・復活しました。
『かきあめ』は大正初期から石巻市で作られてきた”本物の牡蠣のエキス入りの飴”です。なんと「柿」ではなく「牡蠣」を使ったお菓子だとは、、初めてその存在を知りましたがすごいです。しかも100年近い歴史があるという点も驚きです。
外装パッケージのデザインがまた秀逸で、牡蠣のイラストがレトロながらもモダンな色使いで良い感じ。一見するとお菓子には見えないあたりも、逆にお洒落といった感じです。開封すると飴が個包装で入っています。
まるで宝石のような綺麗な色合い。素朴な疑問なんですが”牡蠣エキス”って何色をしているのでしょう?この褐色に輝く色合いが”牡蠣エキス”の色合いだとしたらまさに海の宝石といった感じですね。それにしても、牡蠣を使った飴、一体どんな味がするのか、少し口に入れるのにビクついてしまいます、。
「ええい!ままよ」と思いながら口に放り込んだのですが、おいしい。たしかに牡蠣の風味があるのですが、それ以前に濃厚な甘さがあり、牡蠣の香りがその中にかすかに香るといった感じです。いわゆる”甘さに深みがある”と言うのでしょうか、少量の塩も利いていて甘さを引き立てている感じがあります。このユニークな味わいは地域ならではの面白さですが、100年近くも愛されてきた『かきあめ』はさすがしっかりと実力派の味でした。