紫野 (本家玉壽軒)
大徳寺納豆の存在感がすごい、京都の伝統を感じるお菓子
京都市上京区にある千本玉壽軒(せんぼんたまじゅけん)さんの代表銘菓「紫野」は一度食べたら忘れられないインパクトを感じる伝統的な和菓子です。
「紫野」は大徳寺納豆を和三盆の落雁で包んで作られており、上品な甘みと大徳寺納豆の独特の味わいが調和した茶菓子として古くから親しまれているそうです。”甘さと辛さ”という言葉がパッケージに書かれておりいったいどんな味なのか想像がつきません。
中には可愛いサイズの包装が6つ並んでいます。
3色の半球状の落雁のようです。形も色合いも美しく京菓子の緻密さを感じます。
500円玉と比べるとこんなサイズ、非常に小さく、まさに指先サイズです。
押し固められた落雁の中には”大徳寺納豆”が入っており、独特の味わいを生み出しています。
「大徳寺納豆」とは、私たちが普段食べている納豆とは全く別物の納豆で、煮た大豆に大麦の粉をまぶして麹菌を発生させ、発酵と天日干しを繰り返して作られる納豆です。味わいは塩辛く、味噌に似た濃厚な風味がありました。
「紫野」はこの大徳寺納豆の塩辛さと和三盆の甘さが絶妙に溶け合うユニークな味わいのお菓子です。一度食べたら忘れないインパクトのある味わいでした。是非一度お試しください。