柚子かすていら
柚子の栽培は夏に雨の多い土地が適しているそうです
三重県多気郡の宮川物産さんの作る『柚子かすていら』は伊勢の源流に佇む大台町の特産品「奥伊勢ゆず」を贅沢に使用したカステラです。宮川物産さんではこの「奥伊勢ゆず」を使用した食料品が数多く作られています。
吉野熊野も近い大台町は紀伊半島のなかでも夏の季節に特に雨の日が多いエリアだということで。夏に乾燥を嫌う柚子の栽培に適した気候のようです。私も仕事で夏場に大台町の近くの下北山村に行くことが多かったのですが、地元の方も「とにかく雨の日が多い地域だ」と話していたのを思い出しました。
それにしても、柑橘系の実はさんさんと太陽が降り注ぐ中で育つのが良いものだと思っていたので、柚子が”夏に乾燥を嫌う性質がある”というのは意外でした。『柚子かすていら』を開封してみると実にたくさんの柚子が練り込まれているのが分かります。
半分に割ると柚子の香りが広がります。個人的に”柚子のジャム”をトーストに塗って食べるのが好きなのですが、この『柚子かすていら』はそれの豪華版みたいに思えてしまいます。
美味しい!柚子って何にでも合ってしまいますね。華やかに香るのに素材の味を邪魔せず、ポテンシャルを引き出す特性があるというか、すごい食材だなとつくづく思います。