お手作り最中 城の石
これは「プラモデル最中」理にかなった設計。
寛永2年(1625年)創業。加賀藩御用達という歴史を持つ菓子司「森八」さんの『お手作り最中 城の石』はなんとも面白いお菓子でした。
最中一個のお菓子にしては、パッケージは割と大きめです。
開けてみると最中の生地が登場、取り出してみると驚きでした。
なんと、最中のパーツがバラバラに入っているではありませんか。
最中の皮、上下のパーツ。
最中の中の餡はフィルムパック。”お手作り最中”ってこういうことなのか。自分で作るプラモデル的な発想の最中です。
まずは餡を最中の皮に包むべく、フィルム包装を開けます。餡子が出てきました。
これを、こうして最中の皮にのせて、
もう一枚の皮をかぶせます。
あれ、、あっという間に完成。
横から見ても、餡がしっかり包まれて、しっかり最中になっています。いつの間にってくらいお手軽でした。
一口食べて、納得です。最中の皮がこれ以上ないくらいパリッとしています。新鮮そのものって感じですね。出来立ての最中を味わってもらうために、最後のひと工程を食べる側に任せて、皮のパリパリ感を演出するという粋な設計です。
食べてみると、さすが伝統深い老舗の最中餡です。すごく上品な甘さで文句なしに美味しい。それにしても、最中をプラモデル的に組み立てて食べるのすごく面白かったです。これは人にあげると喜ばれる面白くて美味しい最中でしょう。