梶⾕のシガーフライ

止まらない系ビスケットの王者的存在
岡山県岡山市の梶谷食品さんが作る『シガーフライ』を買ってきました。梶谷食品さんの代名詞的な看板商品であり、発売以来65年以上愛されているロングセラー商品ということ。たしかに一度小さい頃食べたことがあるような気がしますが、もうすっかり記憶がないので改めて頂きます。
レトロなデザインのロゴがナイスです。昭和生まれのお菓子って感じが伝わってきます。ちなみに「シガーフライ」という名前の由来は形状にあるようで”葉巻のシガー”に似ているからなんだとか、サイズは全然違いますけどね笑。
また、”フライ”という名前はついていますが厳密には揚げていないのだそうです。揚げるのではなく、オーブンで焼き上げた生地に高温の油をかけているとのことで、サクサクの食感を生み出すために編み出された製法なのだそう。
たしかに、下の側面を見るとオーブン板に置かれて焼かれた形跡が、それにところどころに大きな塩の粒がついているのが見て取れます。
それにしても綺麗な色合い、こんがり焼かれて完成されたフォルムって感じです。一本一本は思っていたよりも軽い質感で表面は光沢があります。
とてつもなく美味しいです、、完成された味のバランス。生地の小麦粉の香りと素朴な甘さ、適度に振られた塩の加減が絶妙すぎて止まりません。揚げていない製法というのも食べてみて納得、サクッと軽い食感なのに表面に油が適度にかかっていて、生地の味に深みを出しているように感じます。ちょっとこの完成度には驚愕です、これはロングセラーになるわ~と実感した美味しさでした。