釣鐘まんじゅう
四天王寺参拝の定番みやげ、釣鐘の形をしたカステラまんじゅう
大阪市浪速区にある創業明治33年(1900年)の『釣鐘屋本舗』さんが作る『釣鐘まんじゅう』は四天王寺参拝のお土産として有名なお菓子です。
四天王寺は593年に聖徳太子によって建立されたと云われている日本最古の宮寺ですが、明治33年(1900年)四天王寺に大梵鐘が奉納され、大阪商人の心意気を示すモチーフとして評判になりました。その奉納記念として釣鐘の形を模したおまんじゅうを四天王寺の門前で売り出したのが「釣鐘まんじゅう」のはじまりとのことです。残念ながら四天王寺の釣鐘は第二次世界大戦の際に供出されてしまいましたが、釣鐘まんじゅうは今も大阪の人々に愛されています。
釣鐘の形をしたカステラまんじゅう、中に小豆のこし餡がぎっしり入っており、外側は独自の配合バランスで素材を練り上げさらに一昼夜寝かせる「寝かせ生地」を使うのがお店のこだわり。
さっぱりした小豆餡とカステラ生地の美味しさが際立つおまんじゅうでした。