鎌倉だより
小麦とバターが香るパキっとした質感のサブレ
“鵜飼い”で有名な岐阜県岐阜市で1953年(昭和28年)創業という歴史を持つ老舗菓子店「長良園(ながらえん)」さんの作る「鵜飼せんべい」を頂きました。
国の重要無形民俗文化財でもある”鵜飼い”の伝統を映し込んだようなこのおせんべいは皇室にも献上されたことがあるという岐阜銘菓です。
鵜籠をかたどった形のおせんべい、きめの細かいすべすべの質感に”鵜”のシルエットが映えます。
玉子と小麦粉がメインのシンプルな素材ですが、純国産鶏が産んだ岐阜県産の「もみじたまご」と岐阜県産の小麦粉で作られており、岐阜県のポテンシャルをフルに活かした素材で作られています。
サクッとした食感で口に入れたとたん溶けるようなカステラの風味。不思議なくらいほどけるような食感なので、よくよく断面を見てみると、
空気がふんだんに入った非常にきめの細かい生地です。繊細で軽やかな食感はこの構造から生み出されているのでしょう。薄いせんべいなのに意外な食感、熟練の技を感じます。
24枚入りと12枚入りのパッケージがありますが、すっと溶けるようなカステラ風味で、あっという間に食べきってしまう美味しさです。誰にでも喜ばれそうな優しい甘さと食感の「鵜飼せんべい」は長良川の鵜飼いを観に行った際には最適なおみやげだと思いました。
※記載価格は購入当時のものです。現在の価格は異なる場合があります。
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