地伝酒どら焼

みりんの代わりに出雲地方の伝統的なお酒 "地伝酒"を使用
島根県松江市の一力堂さんが作る「地伝酒どら焼」は、出雲地方で古くから伝わる料理酒 “地伝酒(じでんしゅ)”を使って作られたどら焼きです。
地伝酒とは、もち米をふんだんに使い、米麹は日本酒の二倍、仕込み水は日本酒の約半分といった濃厚なお酒のようです。古くから出雲地方で郷土料理などに使われてきた歴史があるそうですが、どら焼きに使うというのがユニークな試みです。
通常、どら焼きの皮は”みりん”を用いて焼き上げるそうですが、この「地伝酒どら焼」ではみりんの代わりに地伝酒を用いているようです。
そのためか、こちらのどら焼きは表面が一般的などら焼きに比べてサラッとしているように感じます。
みりんを加えず、地伝酒を使って焼き上げた生地は、カステラのようなふっくらとした軽い質感で、結構厚みもあります。
皮はパンケーキのようなフワフワの食感ですが、コクのある深い甘味があるように感じます。皮の美味しさが際立つどらやきでした。