備前焼みるく饅頭

備前焼みるく饅頭
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備前焼特有の火襷(ひだすき)模様を付けた饅頭

岡山県に出張へ行ってきた同僚からおみやげで頂きました。『備前焼みるく饅頭』というもので、本物の備前焼のように火襷(ひだすき)を模した模様が入っているのがユニークなおまんじゅう。

備前焼みるく饅頭の見た目

備前焼は、岡山県備前市で作られる陶器で絵付けや釉薬を施さず焼くため土味がよく表れる焼き物として有名です。千年の歴史を持つ日本六古窯の一つに数えられる陶器で非常に長い歴史を持っています。

釉薬を使わず、絵付けもせずに高温で焼くのですが『火襷(ひだすき)』と呼ばれる模様が現れるのがこの陶器の特徴。『火襷(ひだすき)』とは無釉の陶器を焼くときに窯の中で付着した藁などによって現れる色の線状の模様のことで、最初は偶発的に表れた模様ですが、その後『味がある』ということでいまでは意図的に藁を添えて窯焼きするようになったのだとか。

備前焼みるく饅頭の中身

そんな備前焼『火襷(ひだすき)』の模様も再現したおまんじゅうですが、さすがに製法は備前焼のそれとは違い、食べられる程度に焼いてあります笑

備前焼みるく饅頭を食べてみる

いわゆるミルクまんじゅうと呼ばれるジャンルのおまんじゅうですが、中のミルク餡はしっかり甘め、まんじゅう皮は陶磁器のようにきめの細かい肌地で、素朴な味わいながら美味しく頂けました。『火襷(ひだすき)』をお菓子で再現するとは、非常にシブい趣向のおまんじゅうです。備前焼が好きな人へのおみやげには最適でしょう。

最終更新日:2024年02月05日