加賀八幡 起上もなか

加賀八幡 起上もなか
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伝統の郷土玩具を模した愛くるしい最中

石川県金沢市の『浦田甘陽堂』さんが作る『加賀八幡 起上もなか』は金沢に古くから伝わる郷土玩具の”加賀八幡起上り”を模して作られた最中です。店先でこの姿を見た瞬間からズキューンですね、可愛すぎて、この表情がたまりません。

加賀八幡 起上もなかのパッケージデザイン

伝統的な郷土玩具の『加賀八幡起上り(かがはちまんおきあがり)』の誕生のエピソードは金沢市の安江八幡宮が発祥とされており、神社の前に住んでいたおじいさんが作ったお人形を神社にお供えしたことがきっかけのようです。八幡神社で祀られている”応神天皇の誕生の際の様子”になぞらえ『応神天皇は生まれたときに真紅の衣にその身を包み、顔だけ出していた』と伝えられていることから、このような姿の人形を作り、子供たちの健やかな育成と多幸を祈ったことが始まりといわれています。

加賀八幡 起上もなかを開封

そんな子供たちの健やかな育成を祈願して作られた郷土玩具の『加賀八幡起上り』そして、それを模して作られた『加賀八幡 起上もなか』は、現在では出産祝いなどのお祝いに贈られることも多いお菓子だそうです。出産祝いにこんなかわいいお菓子をもらったらたしかに嬉しいですね。

加賀八幡 起上もなかの断面

中身はたっぷりの小豆餡。下に重心があるので左右に倒してもコロンと起き上がります。おお~最中の方もきちんと起き上がるように設計されている、すごい。

加賀八幡 起上もなかを食べてみた

上品な甘さでパクパクいけちゃう味わい。さすが金沢の和菓子といった感じのクオリティの高い小豆餡です。まるっこくてかわいいビジュアルの最中ですが、伝統と実力を感じる味わいでした。

最終更新日:2024年02月07日