羽二重餅 琴の橋
三重県の超々老舗が作るコーヒー味の羽二重餅
三重県亀山市にある寛永年間創業という超老舗の和菓子店『深川屋』さん。寛永年間といえば1624年~1645年、、すごいもう少しで400年くらい経ちますね、超々老舗です。『深川屋』さんでは『関の戸』というお菓子が伝統ある看板商品ですが、今回買ってきたのは『羽二重餅 琴の橋』というお菓子です。
パッケージの右上に「コーヒー」の文字のシールが貼ってあります。コーヒー味!?の羽二重餅のようです。それにしても”羽二重餅”といえば福井県のお菓子ですが、三重県の超老舗『深川屋』さんが作る羽二重餅とは、興味が湧きます。
開封して出てきたのは、見た目自体は『関の戸』に似ているんですが、ちょっと違った感触のお菓子。お餅の周り全体に粉砂糖が振りかけられており、崩れそうなほどやわらかい羽二重餅の外側の輪郭をまとめています。
半分に切ってみようとするも、あまりに柔らかく、モチモチなのでちょっと苦戦しました。やっとの思いで断面が見れましたが、中は褐色の羽二重餅です。コーヒーを混ぜ込んで練ってあるようですが、きらきらした質感で潤っています。
本場福井の羽二重餅に比べると厚さがある感じで、柔らかさはちょっとだけこっちの方が固いというか弾力を感じます。粘りも強く、お餅を食べている満足感が高い食感です。コーヒーの風味も本格的な香り、けして甘すぎず上品に仕上げられた感じを受けました。超老舗のユニークな商品は面白いです。