ビタミンカステーラ
北海道のソウルフード『パサフワ感』の棒カステラ
高橋製菓株式会社さんが作る『ビタミンカステーラ』は北海道のソウルフードと呼ばれています。それもそのはず、このお菓子の原型が作り出されたのはなんと1921年。100年前に誕生したこのお菓子が北海道開拓の歴史とともにあった存在といわれる理由です。
ビタミンカステーラの原型にあたる「棒カステラ」というものが1921年に作られ、1950年頃にはビタミンB1、B2を添加し「ビタミンカステーラ」へと商品名が変更されました。戦後、食料の調達に苦労する人々が多い中、カステラ生地にビタミン栄養素を入れ、低価格で販売、働く人々のおやつとして非常に親しまれてきた歴史があります。
そんな社会貢献的な性格も強い存在のお菓子ですが、ここまで不動の存在になったのはやっぱり美味しいからでしょう。
私も昔からよく食べてきましたが、とにかく好きで東京でも見かけると買っちゃいます。
そしてビタミンカステーラの最大の特徴はこの『パサパサ感』でしょう!
”パサパサ感”というとあまりイメージを持たない方が多いかもしれませんが、違うんです。ビタミンカステーラのパサパサ感は最高なのです。弾力のあるカステラ生地なのに口にするとサクッとした食感。まるでサクサクのカステラを食べているような感覚です。
パッケージデザインと「カステーラ」のフォントも渋くてかっこいいです。しかもリーズナブル、ずっと支持されてきたのがよく分かります。食べたことのない人にあげるととても喜ばれると思います。なお、その際は飲み物を添えてあげるのを忘れずに、牛乳やコーヒーが最高に合います。これからも道産子の永遠の定番間違いないお菓子です。