名物かまど

名物かまど
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竈(かまど)の形をした美しい素朴な美味しさ

名物かまどは香川県坂出市の和菓子で香川県を代表する伝統のお菓子です。お店の名前でもある「名物かまど」は1936年に生まれ、現在まで長く愛されている銘菓ですが、名前の由来は、飛鳥時代から奈良時代にかけて活躍した、仏教僧の行基が、あるとき讃岐国阿野の海岸に赴いた際に、そこで働く村人らがうまく塩を取れないのを見て、彼らに竃(かまど)を作って青松葉を使って塩を作る方法を伝えたところ村人が非常に喜んだというエピソードが元となっており、その竈(かまど)をモチーフにしたおまんじゅうが「名物かまど」だということです。

名物かまど開封

確かに、土で作った竈のような形をしています。私には現代アート的な近代的なアプローチの形状にも見えたのですが、極めて伝統的な由来がある形だったのです。

名物かまど半分に割っていた

「名物かまど」の大きな特徴は手亡豆(白インゲンマメ)と卵黄を使ったこの黄味餡です。

名物かまど食べてみた

ホクホクしていて極めて舌触りがよく、外側の皮の内側にまるでカステラのような餡が入っているかのようでした。素朴な味わいですが飽きの来ない甘さで、日本茶にはもちろん、コーヒーにも合うような味わいでした。長年愛されきたのが納得の銘菓です。

最終更新日:2024年02月05日