玉穂堂さんしょ煎餅
たまり醤油と山椒なのに素朴な甘さのサクサク煎餅
岐阜県大垣市で1859年(安政六年)に創業し、150年以上の歴史を持つ『田中屋せんべい総本家』さんの作る『玉穂堂さんしょ煎餅』を買ってきました。田中屋せんべい総本家さんの看板商品は日本一堅い煎餅といわれる『みそ入大垣せんべい』ですが、今回はサクッとした食感の美味しい”玉穂堂シリーズ”の山椒を使った味付けのシリーズをご紹介。
パッケージのレトロ感が素敵です。ちなみに『玉穂堂』という名前は『田中屋せんべい総本家』さんが創業当時『玉穂堂』という屋号も使っていたことから、お煎餅のシリーズ名として使われるようになった名前とのことです。
材料は、小麦粉、砂糖、卵、といったシンプルな素材に、たまり醤油と山椒を使って味付けをするといったユニークなお煎餅。見た目からも伝わるかもしれませんが、ふんわりさくさくな感触が美味しそうです。
小麦粉、砂糖、卵がベースのシンプルなお煎餅、お煎餅というよりはカステラ風味のスナックといった方がしっくりくるかもしれません。でも、このお煎餅はたまり醤油と山椒で味付けされているとのこと、味の予想が付きませんが早速頂いてみます。
食べてみると、優しい素朴な甘さの中にかすかに山椒の香りが混じり不思議と調和した味わいです。基本的には卵ベースのサクッとしたお煎餅なのですが、醬油の香りと山椒の香りがほのかに混ざり、あと引く美味さといった感じ。きっとこの味付けの加減が絶妙なのだと思います。全体的には醤油感はそんなに強くなく素朴な甘さが美味しい卵せんべいですが、山椒の香りがちょうどよく爽やかな風味を足しています。ユニークな組み合わせですがパクパクいけちゃう美味しさでした。