アルカディア
ノスタルジーを感じる往年の缶入りクッキー
全国的な知名度を誇る「モロゾフ」さんですが、その発祥は1931年に白系ロシア人フョードル・ドミトリエヴィチ・モロゾフ氏が、兵庫県神戸市で神戸の材木商であった葛野友槌から出資を受けて神戸モロゾフ製菓を設立したのが始まりだそうです。現在の会社の体制になるまでにはかなり色々な揉め事があったようですが(知らなかった)、、モロゾフのプリンといえば入っていた容器をコップにして使える、ということでもちょっと有名ですよね。たぶん。
それはそうと、今回買ってきたのは、これまた懐かしい雰囲気の缶入りクッキー『アルカディア』です。この缶のデザイン、非常に懐かしいです。ミニサイズの缶が540円で売っていたので思わず買ってしまいました。私が幼い頃はどの家にも1缶は見かけたような気がします。そしてどの家庭でもだいたい、お母さんの裁縫道具が入れられていたのではなかろうかと思います。
缶を開けるとフィルムに包まれたクッキーが出てきます。
アーモンドのアルカディアがゴロゴロと入っています。ちなみにアルカディアシリーズには、アーモンドとミックスナッツ、カシューナッツ、チョコレートチップのバラエティがあるようです。
バターがたっぷりと使われた一口サイズのクッキーにアーモンドがしっかりとくっついています。幼い頃は不思議のデザインの缶に入っている、このクッキーの佇まいにいわゆる”舶来品”といった雰囲気を感じていたのを思い出します。実際には神戸で作られていたわけですが、。
アーモンドの歯ごたえとバターたっぷりのサクッとしたクッキーが相変わらず美味しいです。個人的にかもしれませんがノスタルジーを感じるクッキーでした。