さるさわの月

さるさわの月
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「猿沢池」に映える月をイメージした和洋折衷のお菓子

奈良市にある1701年(元禄14年)創業の超老舗菓子舗『千代乃舎竹村(ちよのやたけむら)』さんの『さるさわの月』を買ってきました。千代乃舎竹村さんは奈良に所縁の伝統を重んじたお菓子を多く作っている印象。今回いただく『さるさわの月』も奈良の名所として知られる「猿沢池」にちなんだおまんじゅうのようです。

さるさわの月の見た目

早速開封してみるとちょっと意外な質感のまんじゅう生地、カリッとしていて少しクッキーのような感触。外側がカリッと焼かれていて、おまんじゅうというよりは、ちょうど”カントリーマアム”のような印象を受けます。

さるさわの月の断面

それでも半分に割ってみると中にはしっかりと餡が入っています。黄身餡のようですが、透明感のあるホロホロっとした感じ、外側の生地とのグラデーションが綺麗です。きっと月をイメージした色合いになっているんですね。

さるさわの月を食べてみる

食べてみると意外に洋菓子的な味わいもあります。餡にはバターの香りもフワッと漂い、クッキー生地とよく合います。ただし基本的には餡は和菓子のテイストなので、和洋折衷的な味わいです。緑茶にもよく合います。ちなみに「猿沢池」のほとりにある采女神社(うねめじんじゃ)では毎年、中秋の名月の頃に「采女祭」というあでやかなお祭りが開催されるそうです。

最終更新日:2024年02月07日