秋田県

アベックトースト (キャラメル&ホイップ)

アベックという響きが懐かしく愛おしい永遠の定番

秋田県の『たけや製パン』さんが作る『アベックトースト』といえば地元では知らない人がいない菓子パンです。食パンに2種類のクリームが入っているのですが、隣り合って入っている様子から”アベック”と名付けられたようです。

「アベック」という単語を聞くと中年世代の私には非常に懐かしい響きというか、、小学生くらいの時は『アベックだー、ヒューヒュー!』というふうに連れ添う男女をからかっていたような記憶があります。どちらが恥ずかしいのか分からない、なんとも情けない思い出ですが。「アベック」という言葉自体はフランス語の”avec”が由来しており「~と一緒に」という意味で使われる前置詞です。男女のカップルを指す意味で使われていたのは日本くらいではないかということと、1990年代からは”カップル”という言葉が使われるようになり、いまでは完全に死語として使われなくなった言葉だと思います。

そんな「アベック」という言葉を冠した「アベックトースト」は秋田県で非常に長く親しまれている菓子パンですが、開封してみるとスタンダードな食パンサンドです。今回買ってきたのは「キャラメル&ホイップ味」ですが、「イチゴジャム&マーガリン」のものがシリーズの元祖で最もスタンダードな味だとのことです。

サンドされている中を覗いてみると、2種類のクリームが並んで入っています。たしかにこれは”アベック”な感じです。

たけや製パンさんでは実に様々な種類の「アベックトースト」が発売されているので、いろんな種類を手に入れて食べてみたいと思います。言葉の響きだけではなく、懐かしさを感じる定番の美味しさでした。「アベック」という言葉が死語になったとしても「アベックトースト」は永遠です。

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※記載価格は購入当時のものです。現在の価格は異なる場合があります。

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