浮城(ふじょう)
南相馬市の伝統や文化を大切にするお菓子屋さんのパイ菓子
福島県南相馬市の松月堂さんが作る「浮城(ふじょう)」は同店の代表銘菓として発売以来45年以上も地元の多くの方に愛されているお菓子だそうです。
「浮城」というお菓子の名前は、南相馬市小高区にある”相馬野馬追“の舞台としても知られる相馬小高神社が、昔に”浮舟城”と呼ばれていたことがあり、その名にちなんで付けられた名前だそうです。松月堂さんは「野馬追タルト」というお菓子も作られていて、南相馬市の地域文化や伝統を大切にしているお菓子屋さんだと分かります。
小豆コーヒー餡をバター風味のパイで包んで焼き上げたというオリジナリティを感じるパイ菓子。
幾重にも重なったパイ生地の中に赤褐色の餡が入っています。餡にはくるみも混ぜられているようで粗ごし感が美味しそう。
いままでに食べたことのない風味の餡ですがバターの香るパイ生地と良く合います。小豆とコーヒーの風味が思った以上に調和しており、くるみの香ばしさも感じます。ロングセラーになるのが納得の美味しさでした。