出雲銘菓 薄小倉
日本三大菓子処、松江の実力を感じます。
日本三大菓子処といえば「京都」「金沢」そして「松江」です。そして松江市を代表する老舗和菓子店『桂月堂』はなんと1809年創業の歴史あるお店。その桂月堂さんの看板商品『薄小倉(うすおぐら)』はご存じの方も多いでしょう。とても有名な和菓子です。
三日間蜜漬けにした大納言小豆を型に詰め、錦玉(きんぎょく)と呼ばれる寒天と砂糖を煮詰めたものを流し込みます。
その後、釜で14時間かけてじっくりと乾燥させ、薄小倉特有の歯ざわりが生まれます。
あの砂糖が「カリッ」とした感じと寒天の柔らい感触が同時に味わえる食感はこうして作られているのですね。
和紙の包装紙に押された”桂月堂”の印がとにかくカッコ良く、伝統的な美しさのあるお菓子ですね。
薄小倉は本当に一口の可愛らしいサイズ。10円玉を並べてみるとそのコンパクトさが分かります。でも箱にビシっと詰め込まれたこの包装紙を見ると、いわゆる”献上品”って感じが漂うデザインです。
あっさりとした味わいで、パクパク食べてしまう薄小倉は、やはりカロリーも資質も抑えめでうれしい。サイズも小さいですしね。大納言小豆をしっかりと味わえる、伝統のお菓子、普遍的な美味しさの島根県松江の和菓子です。
ちょっとフォーマルな贈答、お土産にもぴったりです。