鯛姿おやき

黒糖香る素朴な甘さ、懐かしい美味しさの鯛焼きではない鯛の"おやき"

創業120年という東京の老舗和菓子店 「赤坂青野」さんが作る「鯛姿おやき」は黒糖を使った生地で小倉餡を包み、鯛の姿に焼き上げたおやきです。

鯛を象ったお菓子といえば「たい焼き」が即座に思い浮かびますが、こちらはいわゆる”たい焼き”とはちょっと違った感じ。

鯛の姿をそのまま象っている感じは、まさにたい焼きのようですが、生地の質感が全然違います。

上面はたまごを塗って焼き上げられておりテカテカした質感です。ちなみに卵を塗って焼き上げる技法をフランス語で「ドリュール(塗黄身)」というらしいですが、日本のお菓子作りではそれにあたる単語がないように思います。おまんじゅうなどではよく見かけますよね。このテカテカとした質感には、名称があるのかどうか気になっています。ご存じの方がいれば、ぜひ教えてほしいです。

生地はホロっとした質感で、まるで黒糖パンのような雰囲気も感じられます。

さっぱりした小倉餡と黒糖の素朴な甘さがバランスよく、鯛焼きとは異なる鯛のお焼き。懐かしさを感じさせる美味しさでした。

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