ぽると
「羊羹をビスケットで挟む」とんだ荒業かと思いきや
佐世保の人々に長く愛されている銘菓『ぽると』はビスケットでようかんを挟んだという和洋折衷のお菓子。斬新なコンセプトに思えますが、なんと昭和30年に生まれ、長崎では長く親しまれているお菓子です。
パッケージには『南蛮菓子』と書いてあります。この呼び方に長崎の歴史を感じさせますね。また、『壱岐産柚子餡』とも書いてあります。柚子のあんこを使用した南蛮菓子とは、やはり新しさを感じてしまいます。
ちなみに『ぽると』という名前はポルトガルの港町「ポルト」に因んでつけられたとのこと。ぱっと見の外側からは”洋焼き菓子”にしか見えないですね。中に羊羹が入っているなんて想像できません。
ビスケットのサンドに挟まれているのは”ようかん”周りには砂糖がまぶされていていて手に取って食べやすいです。大きさのわりに結構ずっしりとしたボリュームを感じます。
柚子の香りがフワッと漂う優しい味の羊羹。ビスケットは洋風の柔らかいクッキー風味で、和洋折衷という表現がぴったりのお菓子ですね。中に入っているのは羊羹ですが、ブラックコーヒーとの相性がバッチリでした。