マンマローザ
ほとばしるミルク感の徳島ミルクまんじゅう
徳島市のお菓子屋さん『イルローザ』さんが作る『マンマローザ』は”徳島酪菓”と銘打ったミルクまんじゅう。”徳島酪菓”という言葉はあまり聞きなれない単語ですが、徳島の酪農シーンにその秘密があるようです。
徳島に酪農のイメージをあまり持っている方はいまではあまり多くないかもしれませんが、かつてはとても盛んに酪農が営まれていたようです。イルローザさんはそんな昔ながらの徳島で作られた牛乳の伝統を大切に引き継いできており、この『マンマローザ』もそんな徳島酪農を象徴するように”ミルク”を強調して作られています。
開封するとひょうたん型のようなミルクまんじゅうが登場。表面がとても艶やかで、ミルクの香りが立ち込めます。
割って中を見てみると黄みがかった餡が入っています。まんじゅう皮が非常に薄く真っ白なのが特徴的ですね。あまりこんがり焼かれた感じではなく生っぽい質感があります。
ひとくちほおばると、ものすごいミルク感!和菓子であるおまんじゅうスタイルでこんな味わいが可能なのかと感心してしまうほどミルク感たっぷりの餡です。薄く柔らかいまんじゅう皮と相まって、とてもしっとりした食感。まるで牛乳菓子の練り物のように濃厚な甘さとミルクの香りが立ち込めます。ここまで濃厚なミルクまんじゅうは初めてでした。