ノースマン
北海道のあんこパイといえば、これです。
1906年(明治39)年創業、札幌市豊平区に本拠を構える『ほんま』さんが作る『月寒あんぱん』は、北海道という土地が開拓されていく中で生まれ、その歴史をともに歩んできた歴史ある”あんぱん”です。もともとの『月寒あんぱん』の原型を生み出した人物は当時、月寒の地に駐屯していた陸軍の大沼甚三郎という人だったといわれています。
当時はまだ札幌も町の基礎が作られていた時代で、いまの豊平区にある国道36号と国道453号を結ぶ道路の建設に従事していた兵士に間食として配られたのが、この月寒あんパンだったとのこと。ちなみに、建設に従事した人々が月寒あんぱんを食べながら作られたこの道路はいまでも通称”アンパン道路”と呼ばれているそうです。
そんな北海道の歴史にしっかりと名を刻む『月寒あんぱん』は生地のパン生地が薄めながらしっかりとしており、あんこもぎっしりと詰まっています。すこし月餅にも似た感じの見た目ですが外側の生地がぎゅとしたパンのようで美味しそうです。
パン生地がしっかりとしていて香ばしくて美味しい!中のこしあんも水分少な目でさっぱりと甘く、サクッと食べられる感じのあんぱんです。密度が高く、水分も少なめに仕上げられているためか賞味期限が1か月ほどもあるそうです。さすが北海道の合理的な文化にピッタリな伝統のお菓子です。
※記載価格は購入当時のものです。現在の価格は異なる場合があります。
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