ぶらぶら最中 白ごま
表情とは裏腹に透明感のある白餡とお餅の繊細さ
福岡博多で昭和4年に創業した『菓匠 左衛門』さんの『ぶらぶら最中 白ごま』を買ってきました。左衛門さんの看板商品でもある『ぶらぶら博多』の最中バージョンなのでしょうか。
パッケージには『博多ぶらぶら』でもおなじみの、博多で5月に行われるお祭り『博多どんたく』の際に使われる松囃子の衣裳が描かれています。ひょうきんなキャラクターから『菓匠 左衛門』さんのユーモアが伝わってきます。
開封するとこれまた面白い表情の最中が出てきました。松囃子の衣裳のキャラクターの表情でしょうか、なんだかポワーンとした表情のキャラクターです。
半分に割ってみるとなかには、透明感のある白餡に大粒の小豆が散りばめられた餡が出てきました。粘りもある感じで水飴が混ぜられているような感じもします。
一口食べると、なるほど水飴だと思っていたのは柔らかい求肥のようです。白餡と求肥が混然一体と混ざり合っていて非常に繊細な餡に仕上がっています。白ごまの香ばしい風味もあり、小豆の風味もよく、かなり作り込まれた複雑な味わいです。外側の最中生地の表情からは想像もつかない上品な味わいでした。