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くろがね堅パン

くろがね堅パン

「くろがね」の名の通り鉄のようなカタさ。しかし美味い!

北九州の株式会社スピナさんが作る『くろがね堅パン』は超絶に堅い『カンパン』です。まだ八幡製鐵所が官営だった大正期に従業員の栄養補助のために作られたのがルーツのようで、保存も効くため重宝されたようですが、この『堅パン』とにかく美味しいです、すっごい堅いけど。

くろがね堅パンのパッケージ説明書き

パッケージには”とにかく堅いので気を付けてください”といった旨の注意書き。でも本当に”栄養補給と非常食目的”で作られたお菓子がこんなに美味しくていいのだろうかと思うくらい好きな味でした。

くろがね堅パンを開封

パッケージから取り出すと残念ながら割れていました、移送中に割れたのだと思いますが、この様子を見て「おや、案外サクッとした感じで食べれるのかな」と思い、割れた欠片を口の中に入れた瞬間「迂闊だった」と思わず止まってしまいました。間違ってもクッキーやビスケットを食べるときの勢いでかじりついてはいけません。

くろがね堅パンの断面

今回たまたま割れていたのはどこかで相当の衝撃を受けたのでしょう。でないと簡単には割れない堅さです。コーヒーや牛乳にひたして食べるのもオススメとパッケージに書いてありますが、まずその前にキッチンペーパー等で包んでトンカチで一口サイズにしてしまうのがお勧めです。また、間違っても手で割ろうとしない方がいいと思います。手首を痛めるレベルで堅いです。

くろがね堅パンを食べてみた

さて、堅さばかりを書いてしまいましたが、この『堅パン』本当に美味しいです。永く愛されているのがなんとなく分かるのがとてもシンプルで素朴な味わい。堅さがあるのでゆっくりしか食べれませんが、本当に飽きのこない普遍的な美味しさです。時間をかけてゆっくり楽しめます。是非一度、焼きたての『堅パン』も食べてみたいなぁと思ってしまいました。

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※記載価格は購入当時のものです。現在の価格は異なる場合があります。

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