宝塚ハードドーナツ(プレーン)
きっと『宝塚ホテル』で作られていたのが由来
株式会社モントワールさんの作る『宝塚ハードドーナツ』関西圏のお土産屋さんでよく見かけたので数年前に出張の際に食べて以来、素朴な美味しさが好きになり見かけると買ってしまうあるので、ちょっとご紹介。最近ではスーパーなどでもたまに見かけるドーナツになりましたね。
もともと『宝塚ハードドーナツ』自体は1926年に開業した『宝塚ホテル』で作られていたドーナツを1999年に阪急ホテルズと名前を変えた同社が引き続き、鳴尾浜にあるお菓子工場で作っており、それを2014年にモントワールさんが工場ごと事業譲渡され、いまの販売形態になったようです。なので、名前の由来は大正時代に開業した『宝塚ホテル』にあるみたいですね。
きっと『宝塚ホテル』ではこのようにサクッとしてあっさりしている素朴なドーナツを宿泊客に提供しており、それが好評だったのだと思います。個人的には朝食にピッタリな美味しさです。オールドファッション的なドーナツですが油分は少なく、あっさりとしたカステラ菓子のように食べれるのが好きなポイントです。
表面はサクッとしていて中はしっとりふんわり優しい甘さです。『宝塚ハードドーナツ』とはいうものの、固さはそこまで感じず、あくまで外側がカリッとしている感触です。
とにかく素朴な美味しさがありパクパクいけちゃう味で食べ飽きません。大正時代の日本で開業したばかりのホテルの厨房で手元にあった素材で見よう見まねでドーナツを作ったら出来上がりましたといった感じなのかもしれないと、個人的には想像していますが、非常に食べやすくて好きな味です。朝食におすすめのドーナツですね。
もう70歳になろうかという老人ですが、子どもの頃は、ドーナツとアップルパイは宝塚ホテルのものと決まってました。もちろん、アップルパイはロイヤルホテルでも焼きたてを食べることができました。
なぜか食べ物は昔の方が豊かだったように思いますね。