旅まくら
名古屋老舗菓子を代表するミニサイズ銘菓シリーズの一角
名古屋市の老舗和菓子屋として有名な『両口屋是清』さんの『旅まくら』。先日ご紹介した『志なの路』とセットで販売されることも多いこのお菓子も『両口屋是清』さんを代表するお菓子の一つです。『旅まくら』と『志なの路』はまさに姉妹品のような存在でしょうか、似た特徴を持つお菓子ですがそれぞれ違った味わいもあり、どちらも好きという方が多いお菓子だと思います。
こちらが個包装1個の姿、『志なの路』と同じようにキャンディのようにねじった包装紙に包まれています。サイズは『旅まくら』の方がほんのちょっと小さい感じです。
外側の生地は『志なの路』と全然違う質感、よく見る”きんつば”の外側の生地のような感じですが、厚みがしっかりあっておまんじゅうのようになっています。生地にはごまが入っており四角形の八面体のうち裏と表の二面だけこんがりと焼かれている感じですね。ジャンルとしては焼き饅頭になるのかなと思いますが、この形と可愛い一口サイズなのが相まってユニークな存在です。
半分に割ってみると、出ました。これぞ『両口屋是清』さんオリジナルの”赤みを帯びたきめの細かいこし餡”です。香りが良くて美味しいんですよね。このミニサイズなのに精巧な造りに伝統の職人技を感じます。
ポイっと食べれてしまう一口サイズですがゴマの風味が香ばしい皮ときめの細かいこしあん。ちょっと甘いものが食べたいときに最高のお菓子です。このバランスが『両口屋是清』さんの”ミニサイズシリーズ(?)”が普遍的な人気である理由かもしれませんね。ちなみに『両口屋是清』さんの店頭だとこちらも一つから55円で売っていただけます。定番になるのが納得の嬉しいお菓子です。