志なの路
このサイズ感が嬉しい、一度食べたら忘れない餡子
名古屋市の老舗和菓子屋といえば『両口屋是清』さんは外せません。1634年(寛永11年)に創業し1686年(貞享三年)には徳川光友から「御菓子所 両口屋是清」の看板を拝領したという、由緒正しき超老舗です。そんな『両口屋是清』さんには数多くの代表銘菓がありますが、その一つ『志なの路(しなのじ)』を買ってきました。
細長い小さなお菓子ですが、キャンディのようにねじった包装紙に包まれています。このサイズ感が良いんですよね。
まんじゅう皮の上に白い線、両口屋是清さんのホームページでは、これを”砂糖引きを施す”といっているようでした。伝統的な手法なのでしょう。小さいながらも私の好きなパンの生地っぽいまんじゅう皮で嬉しい。
半分に割ってみると、しっかりとおまんじゅうしてます。こんなに小さいのに精巧に出来ているなぁと感心。さすが伝統の職人技といった感じがします。
美味しい。餡が少し特徴的だと感じます、少し赤みを帯びたきめの細かいこし餡といった感じで、甘みと香りがしっかりとしています。全体的に素朴な味わいですが、このお菓子ならではといったオリジナリティも感じる風味の良い甘さ。長きに渡り定番商品だということに納得の美味しさです。ちなみに店頭だと一つから55円で売っていただけますよ。