イギリストースト（もっとジャリまし）

やはり美味い伝統のご当地パン！ジャリ感増しの贅沢仕様

工藤パンさんの作る『イギリストースト』は青森県のみならず全国的な知名度を誇るご当地パンですね。1966年頃に販売が開始されて以来、地元でながく愛され続け、いまでは青森県民のソウルフードとしても名高いご当地パンです。ちなみに製品名には”トースト”とありますが焼いていない食パンで作られています。製品名は創業者・工藤半衛門さんの一存だったともいわれているようで、この辺のエピソードもユニークで面白いです。

現在では小倉マーガリンやコーヒー味など、さまざまなバリエーションが販売されているイギリストーストですが、今回買ってきたのは『ザ・イギリストースト』と呼ぶにふさわしい”マーガリンと砂糖”をサンドしたスタンダード味の、しかも砂糖を増量した『もっとジャリまし』バージョンです！

ジャリ感50％以上UP！とありますが、（感じ方には個人差があります）と注記されているのがツボで思わず笑ってしまいました。

見た目には何の変哲もない食パンに見えるのですが、サンドしている上下の２枚はかなり薄めのスライス。この厚さにも絶妙な食感を醸し出すこだわりの設計があるのだとか。

サンドされた中身を確認してみるとマーガリンと砂糖が混ぜられたクリーム。ジャリ感50％以上UPのためか砂糖の粒がザラザラと存在感のある感じがします。

食べてみると、やはり美味しい。シンプルな素材構成にもかかわらず、この間違いない美味しさには普遍的なものを感じます。”ジャリ感”が通常品と比べて50％以上アップしているのかどうかといった点については、普段からイギリストーストを食べている人間ではないので比較できませんが（笑）『感じ方には個人差があります』ってやつです。

それでもイギリストーストのアイデンティティでもある「ジャリッ』とした甘い食感が楽しめる美味しさでした。工藤パンさんの茶目っ気も垣間見えるユニークな定番菓子パン『イギリストースト』青森みやげには外せない一品だと思います。