むらすゞめ

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つぶ餡を包んだ和風クレープといった感じの倉敷代表銘菓

岡山県倉敷市の銘菓「むらすゞめ」は明治初期(1877年)に橘香堂(きっこうどう)さんが考案したお菓子で、倉敷の代表銘菓としてながく親しまれている伝統銘菓です。

小麦粉と卵で作られた薄皮を折り、つぶ餡を包んだその姿は100年以上変わらないまま作り続けられてきています。

黄色い薄皮の表面の穴が稲穂に群がるすずめの姿に見えることから「むらすゞめ」と名づけられたとのことですが、小さなクレープのような見た目。

ふんわり焼き上げられた生地の中にはたっぷりのつぶ餡が包まれており、やはりクレープのような構造です。

あっさりした甘さに仕上げられた餡と、生地の素朴さがバランスよく、上品な口当たりの美味しさ。濃い目のお茶によく合いそうな伝統的な和菓子とも感じますが、ちょっとでも生クリームを入れたら原宿で売っていても何の違和感もない気もします。100年以上前から日本で作られていた和風クレープですね。

最終更新日:2025年03月08日