瀬戸内レモンと倉敷ハッカのお菓子

かつての倉敷薄荷を復活させ生み出されたモダンなお饅頭

岡山県高梁市で1905年（明治38年）に創業された老舗和菓子店「三宅製菓本店」さんの作る「瀬戸内レモンと倉敷ハッカのお菓子」を買ってきました。どんなお菓子か説明不要になるようなお菓子の名前ですね笑

ミニマルなデザインのパッケージ、お洒落なカフェで置いていそうな現代的な雰囲気ですが、三宅製菓本店さんは100年以上続く超老舗の和菓子店で代表銘菓である「金平饅頭」で有名なお店。老舗和菓子店のこういった新しいアプローチは斬新です。

ちなみにハッカで有名なところといえば北海道の北見市が良く知られていますが、倉敷市の「倉敷薄荷」も日本の高度経済成長期までは生産量2位を誇るほど盛んに生産されていたのだそうです。

近年になり、再び倉敷薄荷が作られる試みが起こり見事「倉敷薄荷」は復活し、三宅製菓本店さんがこのようなお菓子を作り上げたとのこと。半世紀ぶりに復活した倉敷薄荷、すごいロマンを感じます。

一口食べると甘酸っぱいレモンの香りが広がり、少し遅れてハッカのほのかな清涼感が感じられます。おまんじゅうの見た目だけど新感覚のモダンな味わい。実に倉敷らしいお洒落な味わいを感じました。